創傷管理室には皮膚・排泄ケア認定看護師1名が在籍しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師として、スキンケアを中心に褥瘡などの創傷管理およびストーマ(人工排泄口)・失禁等の排泄管理、患者さんご自身の管理やご家族のセルフケア支援、関わるスタッフ教育などを行っています。

訴えることのできない患者さん、動くことのできない患者さんに褥瘡ができることは多いわけですが、そんな患者さんの苦痛を感じ取れる「目」が看護師には必要だと思います。
当院においての褥瘡予防ケアは、看護の質を表す指標と捉え、院内全体で取り組んでいます。
院内資格ではありますが、「スキンケアアドバイザー講習」を開始し、既に40名を超える職員が講習を終え、業務で役立てていただいています。

院外で困っている方が気軽に相談できるようにと『床ずれ110番』も開設しています。
病院と在宅、そして近隣の施設とのシームレスな関係を目指し、在宅の褥瘡リスクの高い患者さんには訪問看護師に同行するなど、身軽に活動しています。

地域全体の褥瘡予防ケアの質の向上のために啓蒙活動にも力を入れています。最近では沢山の施設より講義の依頼が入り、非常に大きなやりがいを感じているところです。

私が認定看護師取得に興味を持った時点で2児の母でしたが、周囲に全力でサポートして頂き、2009年にこの資格を取得できました。2018年には特定行為研修を修了しました。
自分のやりたい看護が実現できる、この環境を提供してくれる病院には本当に感謝しています。

創傷管理室写真
創傷管理室写真